LP レコードの 超高音質デジタル化(8)MMフォノイコライザ編
アナログLPレコードの信号は単純に増幅をすればいいと言うものではありません。
LPレコードに含まれる音は、RIAAカーブと呼ばれる周波数特性で加工されていますので、元のアナログ音声に戻すにはフォノイコライザと呼ばれる回路で復調する必要があります。今風に呼べば、エンコードとデコード作業です。
RIAAカーブ(赤) フォノイコライザカーブ (緑)
MCトランスによる昇圧は、基本的には単純な昇圧になりますので、このRIAA カーブに沿った信号に戻すことができません。必ずフォノイコライザを通す必要があります。
ortofon Verto MCトランスと組み合わせるフォノイコライザは色々テストをしてみた結果最終的に Clearaudio Basic Plus に決定しました。
Clearaudio Basic Plusは日本では発売されていないため個人輸入しましたが、電源電圧を日本仕様にするため、自分でトランスを交換しています。
MCトランスですでに昇圧していますので、Clearaudio Basic Plusは MM ポジションで動作させます。(MC ポジションもスイッチで切り替え可能です。)
実際の使用時には、電池駆動で動作させています。
LP レコードの 超高音質デジタル化
(1)LP レコードの 超高音質デジタル化
(2) レコードプレーヤ編
(3) MCカートリッジ編
(4) MMカートリッジ編
(6) MCカートリッジ昇圧方法編
(7) MCトランス編
(8) MMフォノイコライザ編
(9) MCヘッドアンプ編
(10) フォノケーブル編
(11) ADC ONYX 1200F編
(12) AKG K701 ヘッドフォンモニタ編
(13) VPI バキュームレコードクリーナ編
(14) 機材接続編
(15) ONYX 1200F編
(16) ONYX1200F パソコン接続編
(17) SoundForg 9編
(18) SoundForge9録音設定編
(19) SoundForge9ノーマライズ編
(20)SoundForge9ノイズ削除編
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